「ソーシャルワーカーの待合室」と題してアルコールの健康障害と依存症支援について安東医院の松浦SWと京都民医連中央病院の内田SWからのお話でした。
アルコール依存症のトリートメントギャップや一般病院の入院患者におけるアルコール関連問題から、京都府地域連携等による依存症早期発見・早期対応、継続支援モデル事業について。アルコール専門医療と内科間の連携として~トリートメントギャップを埋める京都府の試み~というオンラインセミナーなどが行われていることを知りました。行政がその必要性を理解し、具体的な事業として行なわれ、依存症専門医療機関が総合病院に出向き病棟スタッフとの意見交換を行うコンサルテーション事業はとても良いと思いました。
そして、京都民医連中央病院ではすでに良い変化が生まれていることもお聞きしました。スタッフ側の「また入院してきた」から、「何故再入院になったのか?その背景に何があるのか?」や「飲みたい」「飲まないでいたい」という相反する気持ちへの理解が生まれ、医療スタッフと患者の信頼関係が築かれていく。そして疾患への理解・経験の共有・回復をみる機会は医療の質の向上にもつながるのだと。
今後もこの事業が京都府下の各院所に広がり、少しでも多くの方が健康を取り戻していってほしいと思いました。
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